6月5日 10:00~
「自然にとけこむ観察会」を行いました。
松山東雲短期大学名誉教授 NPO森からつづく道 代表の松井宏光先生
ユーモアセンス抜群。
小さな子どももたくさんいたのですが、ほんとにかぶりつき。
ゲストハウスから『野辺歩き』の道すがら。
合歓の気や松の木の葉のつき方。
桑の実のこと。
繊維を作る苧麻や葛のこと。
食べれるもの、使えるもの。音を出して遊ぶもの。
大人も子どもも先生の話と次々出てくる足元の宝に
好奇心を刺激され続けてます。
森が違って見えてくる不思議。
イタンポの草笛、葉っぱの笛はそのあと、ずっと森に響きました。
におう草木たち。
五感を使う森の一日。
森で育った兄弟たちも、学年が上がるごとに森の中で過ごす時間は減っていったのですが、
ああ~そうなんだ。
幼いころに、山を駆けずり回って体験していたことは
二度と体を魂を離れないんだと
再確認しました。
きっと、この一瞬をいつの日にか、必ず心に浮かべる時が来るなと。
そんな『雨の森の野辺歩き』。
人が生きてきた、長~い時を。
共にあった植物とすべては繋がっていると
五感は知らせてくれるのでした。
植物は実は、互いに交信しているのだと
先生は言いました。
それは学術的に研究されていることなのだそうですが、研究されていなかった時代から
やっぱり人はそのことを知っていたような気がするのです。
ネイティブのインディアンの言葉に、それから今でも。
軒下に薬草をつるしている、このあたりのおばあさんたちが(何んとなく)しっている
そのことの中に。
私たちは今、改めて感じてみようと。
そう思いました。
小さなその声に。
自然体で植物を愛する松井先生。
ありがとうございました。